今日、こんなツイートを見つけました。
どこの企業さんの話かというと株式会社データミックス。
2017年からデータサイエンティスト育成講座を展開してるという企業さん。
私は初めて知ったけど、データサイエンティストに必要な理論をしっかり学べる&最先端の情報もキャッチアップできる場所、ということで、これからの時代を担っていく人が磨かれる場所なんやろな、と公式サイトを見て思いました。
そんなデータミックスさんが、新卒・第二新卒、つまりは社会に出てまもない若い人、に向けて教育訓練給付金に変わるような仕組みを提供します、というのがこのリスキング特体制制度です。
リスキリング・学び直しというキーワードがよく聞かれるようになりました。しかし、その対象者はすでにキャリアのあるビジネスパーソンが中心で、新卒・第二新卒も本来はその対象であっても良いとデータミックスは考えています。
また、データミックスがこれまで数多くの受講検討中の方とお話しする中で、「就業期間の関係で教育訓練給付金を利用できない」「働き始めたばかりで受講料を即座に用意できない」といった経済的な理由で受講を断念する新卒・第二新卒の方がいらっしゃいました。
そんな悩みを解決したいと思って、作ったのが「リスキリング特待制度」です。
データミックス 公式サイト
教育訓練給付金は、雇用保険の話。
たとえばTACの講座を受けたとしたら、ちょっと安く受けられます、っていうような話です。教育訓練給付金自体のルールはいろいろあるので、ここでは割愛します。
今回、新卒・第二新卒向けにこういった特待制度を用意してるところがあるというニュースが、なんで目を引いたかというと、理由は2つ。
1つ目は、自分自身が就業期間が足りず、教育訓練給付金の制度を使えなかった経験があるから。
2つ目は、2日前に「学びに投資を」というタイトルのブログを更新したけど、そもそも投資できる元手がないと難しい、何もないところからはどうすればいいんやろうって考えてたから。
新卒で入った会社は、10ヶ月くらいで辞めました。辞めてから失業保険とかもらえるのかなーと思ってハローワークに行ったら、雇用保険には入ってたけど、就業期間が1年ないからあげられません、と言われました。失業保険もらえるのも、教育訓練給付金をもらえるのも、最低1年以上は働かないといけない。初めて知ったルールでした。
TAC中小企業診断士の講座を受けるときに、周りの仲間が教育訓練給付金を受け取ってるのを見て、ほんまにお金もらえるんや〜と実感。
当時の私は仕事を辞めて実家に戻っても、明日食べるものとか住むところに困る生活ではありませんでした。なので、TACに通う30万円も両親から借りる形で申し込み、マクドでバイトしたお金で返していきました。
ただ、一昨日投稿した「学びに投資を」を読み返しながら思うのです。私自身は、実家に戻って両親がいたから自分の元手がゼロであっても投資できたわけです。これから始まる診断士活動には、これまでクラウドワークスでのお仕事でいただいたお金でがんがん投資していきます。でも、自分が新卒で会社を辞めてから、立ち直るときのお金は自分で用意できていません。
今回のリスキリング特待生制度も、対象講座は特待生になれても20万円ほどのようです。まともに受けると70万円ほど。教育訓練給付金をもらえない社会人1年目・2年目で、70万円の貯金があればいいけども、なかなかそうはいかない人も多いはずです。
学びに投資をしたい気持ちがあっても、現実的には難しい。そりゃ数ヶ月がんがんバイトして貯めればいけるかもしれませんが、講座の開講時期とか試験とか、そういう”タイミング”もあるので「今、投資したい!」っていうことも大いにあります。
新卒で会社に入って、いろいろな事情で会社を辞めることになって、次どうするかを考えたときに、今回のリスキリング特待生制度は、学びに投資をしたい若い人にとって、心強いものだと思います。
実際に、特待生になれるかなれないかはわかりませんが、このような制度があること、提供を始めた企業があること自体に、心救われるのではないでしょうか。
こういった事業に投資できるような人になりたいです。
